テレワークに関する実態調査
調査概要
2020年5月
調査内容 | 新型コロナウイルス対応としてのテレワーク実施状況の定量調査 |
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回答期間 | 2020年4月24日~5月1日 |
回答者 | IIJメールマガジン(IIJ Biz Information)読者 |
有効回答数 | 1,063件 |
調査結果サマリ
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新型コロナウイルス感染拡大への対応として、テレワークを実施する企業が多く見られました。本調査ではその実態を定量的に把握することを目的として実施しました。
結果、4/17~4/24までの期間のテレワーク実施状況は90%にのぼり、本調査にご回答頂いた企業のほとんどがテレワークを実施したことが明らかになりました。
また、多くの従業員が自宅回線からVPNで社内リソースへアクセスし、業務を行っていました。
一方でセキュリティに関する課題についても質問項目として設定し、テレワーク時のセキュリティ課題も明らかにしました。
結果1 テレワーク実施率・頻度
90%がテレワークを実施
テレワーク実施状況
(4月17日から24日までの実施状況)

テレワーク実施頻度
(4月17日から24日までの実施頻度)

- 4月17日から24日までの間に、90%が1日以上のテレワークを実施しています。4月16日に緊急事態宣言が発表されたこともあり、各企業においてテレワークの推奨・実施が本格化していると推察されます。
- 実施者のうちの63%が5日以上テレワークを実施していることから、多くの企業が完全なテレワークに切り替わっていると推察されます。
結果2 業種別・部門別テレワーク実施率
遠隔対応が困難な業種 / 部門で実施率が低い
業種別 実施状況
(4月17日から24日までの実施状況)

所属部門別 実施状況
(4月17日から24日までの実施状況)

- 実施率を業種別で見ると、多くの業種で80%を超える一方、「医療・福祉」「運輸」「公共系」など遠隔対応が困難な社会インフラでは低い傾向があります。
- 部門別では、「経理・財務・人事」が80%を下回ることから、書類や承認関連の業務が想定される部門の実施率が低いと推察されます。
結果3 テレワーク時の回線・VPN利用状況
79%がVPNを利用
主なネットワーク環境

VPNの利用状況

- 主なネットワーク環境では、「自宅の無線LAN」と「自宅の有線LAN」の合計が87%となり、多くの人が自宅のインターネット回線を流用している状況です。
- VPNは、「一部業務利用」も含め79%が利用していることから、社内へのアクセスにVPNを活用していると推察されます。
主な調査項目
以下の設問への回答をもとに、テレワークに関する実態をまとめています。
- 直近1週間のテレワーク実施状況
- 「ネットワーク環境」「物理的な環境」「労働空間」「会社の制度」「利用ITサービス」の満足度
- テレワーク時の主なネットワーク環境
- VPN利用の状況
- ネットワーク環境について課題と感じたこと
- テレワーク全般において、生産性が低下したと感じた体験・要因
- テレワークを実施していない・できなかった日の理由
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株式会社インターネットイニシアティブ 広報部
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