IIJ GIOベストプラクティス - デザインパターン【可用性】
データセンターレベルの冗長化
データセンターレベルの障害(地震などの自然災害)を想定し、複数のデータセンターへシステム基盤を分散配置することでリスクを分散するのが「データセンターレベルの冗長化」です。データセンターレベルの大きな障害が発生しても、サービス継続可能なシステムを構築できます。
解決できる課題
- データセンターが被災した際に、サービスを継続させたい。
デザインパターンの概要
- IIJ GIOのクラウドサービスで提供している基盤は、東日本と西日本に複数のサイトが存在します。利用するサイトは選択でき、サーバをどのサイトに配置するかは利用者側で自由に決められます。
- サイト間はIIJプライベートバックボーンサービスで接続されているので、広帯域・高品質のネットワークを無償で使用できます。
このデザインパターンのメリット
- データセンターレベルの大きな障害が発生しても、サービス継続可能なシステムを構築できます。
- BCPへの取り組みとして、DR構成を安価にかつ迅速に構築できます。
- IIJ DNSトラフィックマネージメントサービスや負荷分散機能と併用することで、データセンター災害時に自動でサイトを切り替えることができます。
補足
- IIJ DNSトラフィックマネージメントサービスを使用し、サイトの自動切り替えを実装する場合は、デザインパターン「ネットワーク:バックアップサイトへの自動切り替え」を参照してください。