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車いすフェンシング笹島貴明の“Allez(アレ)”! タイでの海外合宿

IIJ.news Vol.189 August 2025

執筆者プロフィール

IIJ 広報部

笹島 貴明

2013年にIIJに入社したのち、スノーボード中の事故で車椅子の生活に。広報部としての業務をしながら、趣味で始めた車いすフェンシングで日本代表となり、現在は競技活動を中心に広報部で働いています。

対人競技である車いすフェンシングは、いろいろなスタイルを持つ選手との対戦経験を積むことが重要です。しかし国内の競技人口は非常に少なく、5人くらいのメンバーで日々練習しており、多様な対戦相手の確保に苦慮しています。

そこで近年、急速に競技力が向上しているタイで合宿をしてきました。タイはパリ・パラリンピックでもメダリストを複数輩出しているほか、直近のアジア大会では個人戦・団体戦で負けており、アジアにおけるライバル国の1つでもあります。

ちょうど筆者が練習に参加したのはラオスとの合同合宿の期間で、約30名の選手が参加しており、とても活気のある雰囲気でした。

日本では知名度の低い車いすフェンシングですが、タイにはパラリンピックで何度もメダルを獲得している女子選手がいて国内知名度も高く、競技人口が多いとのこと。合宿場所は、スパンブリというバンコクから北に2時間ほど車で走ったところで、車椅子バスケットボールやバドミントンなどパラ系競技が行なわれている国営施設でした。

練習場に併設されている宿泊施設に滞在しましたが、シャワーの水が出なかったり、食事が独特だったりと、宿泊環境が過酷だったおかげで逆に(?)練習に集中できました(笑)。

メダリストのトップ選手をはじめ、初心者や女子選手などさまざまなタイプの選手と連続して試合形式の練習ができ、ハードではありましたが、非常に充実した合宿となりました。また、どの選手も待ち時間に人形を突く練習を黙々としているなど、競技に対する熱心な姿勢から強さの源泉を感じることができ、モチベーション面でも大きな刺激を受けました。タイでの経験を9月に韓国で開かれる世界選手権の原動力にしたいと思います。

合宿での集合写真(前列・中央が筆者)


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