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IIJ.news Vol.188 June 2025
IIJ 広報部
笹島 貴明
2013年にIIJに入社したのち、スノーボード中の事故で車椅子の生活に。広報部としての業務をしながら、趣味で始めた車いすフェンシングで日本代表となり、現在は競技活動を中心に広報部で働いています。
オリンピックやパラリンピックがメインイベントになるスポーツでは、選考レース期間の大会がレベルの高い大会となります。特に世界選手権は通常の国際大会よりも獲得ポイントが約2倍になるうえに、人数制限が少ないため出場選手が多くなり、メダル獲得の難度はオリ・パラ本大会よりも高いと言われることもあります。現在、車いすフェンシングにおいてもパリ・パラリンピックが終わって選考レースまでの合間の期間ということもあり、ほぼ隔月で国際大会が開催されているものの、パラリンピックでも上位を独占した中国チームが出場していないなど、やや落ち着いた時期と言えます。
さて、3月にイタリアのピサでワールドカップが開催されました。ワールドカップは地域別に持ち回りで開催されていますが、用具の輸送や障害者向けの設備の問題から、ほぼ決まった都市での開催となっています。筆者もピサで試合をするのはすでに7回目で、実家よりも高頻度で訪れていることもありました(笑)。
今回は選考期間外で、トップ選手が勢揃いしているわけではないですが、ヨーロッパでの開催ということでイタリアを中心に有力選手が集まる大会となりました。個人的にも障害カテゴリーが変わって初の国際大会となり、気合を入れていました。「エペ」という種目ではベスト16で負けてしまったのですが、「フルーレ」という種目では準決勝まで進出し、ウクライナの選手に負けたものの、銅メダルを獲得できました! これまで地域別の大会や団体種目でメダルを獲得したことはありましたが、今回、個人種目で初のメダル獲得となりました。
今年は9月に韓国で世界選手権も控えており、今後の大会でもメダル獲得を目標に頑張っていきますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします。
表彰式の模様(右端が筆者)
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